ギルド

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「動けはするが、結構キツいな。まさか上級魔法であの威力だとは思わなかったぞ。」 魔力どのくらいこめたっけか? 適当にやったからな・・・。 「にしてもフラフラだね。降参はしないの?」 「ルールを聞いてなかったのか?どちらかが気絶するまでは勝負は終わらん! 我を守護する岩の巨人よ 今此処に現れ 我を守り 敵を打ち砕け 『不倒の巨人』」 現れたのは、岩でできた体長が15メートル程のゴーレム。 「叩き潰せ!」 「『天使の護り』」 「上級を詠唱破棄だと!?」 巨人のパンチを光の壁で軽く防ぐ。 「一応動けないぐらいのダメージをさっきの魔法で受けたみたいだね?」 「くっ・・・・・・。」 まぁゴーレムを使ってるあたりからすぐに分かることだけど。 とりあえずさっさと終わらせよう。 「我望むは天使の矢 敵を射抜く無数の矢 全てを貫く無数の矢 今ここにその力を示せ 『光の強襲』」 ミリさんとゴーレムを中心に、無数の矢が半球状に現れる。 「洒落にならない数だな・・・。」 「いけっ!」 無数の光の矢がミリさんとゴーレムに降り注ぐ。 ズガガガガガガガガガッ もはや前が見えないな・・・。 流石にこれで気絶したでしょ。 数秒後、矢が全て放たれたらしく、音が止まる。 「ミリさーん。生きてる?」 反応がない。 マジで死んだか?死なない筈だよな? 煙が晴れ、漸く姿を確認できた。 「あれ?何してんの?」 そこには障壁を張った雄二と横に倒れてるミリさんの姿が。 「流石にやり過ぎです。」 「いや、加減が分かんなくてね?」
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