守護する森

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流石に少し警戒しながら、ゆっくりと宝箱を開ける。 そーっと中を覗くと、なんとそこには金銀財宝が箱いっぱいに詰まっていた。 「まさかの普通の宝がきた!」 まさか普通に財宝が入ってるとは思わず、喜びという感情が全くおきず、驚くばかりであった。 「まぁ、とりあえずこれで金には困らないかな? というかどこで鑑定すればいいんだろ? 古代遺跡にあった宝なんて、そこらの鑑定士には見せれないよね。」 まぁ宝は後で考えればいいか。 もうここには用もないし、さっさとここからでよう。 帰りは何故かトラップに一回も引っかからずに外まで出れた。 「来た者は拒み、出る者は拒まず、か。 親切なのか、親切じゃないんだか分からないな。」 とりあえず遺跡探検は終わったので、更に森を散策することに。 ここでもう帰ると思った読者共。甘いな。千年伯爵が飲んでたコーヒーより甘いな。 え?例えが分からない? まぁとにかくすごく甘いんだよ。千年伯爵は甘党だから。 話を戻すけど、俺がここで帰るわけないでしょ? なんたって古代遺跡があるんだよ? まだ何か一つくらいあるでしょ。 なんたって守護する森なんだし。 ということで、まだまだ探索は続行で! まぁ閑話休題。 とにかく探索は続行なので、気の赴くまま森を進んでいく。 勿論、珍しい物を採取しながらね。 何時間ぐらい経っただろうか? 一心不乱に探索していたら、いつの間にか辺りが薄暗くなっていた。
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