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5分ぐらいたっただろうか?
流石に飽きてきたので、ルーイにいろいろとエルフのことを聞いてみた。
「ねぇエルフってやっぱり寿命長いの?」
「人間よりは長いな。とりあえず人間のお前の寿命は知らないが、平均的には1500歳までは生きるな。」
予想通り長かったのだけど、1000歳を軽く超すとは思わなかった。
あと若干ルーイの言葉にトゲがあるのは気にしないでおこう。
「因みにルーイは何歳?」
「俺か?俺は今年で153歳になった。」
153歳か・・・人間に換算すると22位か。
因みにこの世界の人間は、魔力の影響かは知らないが、軽く200歳ぐらいまで生きる。
だから別に計算を間違った訳じゃない。
「因みに族長・・・アンリ様は300歳だ。」
「・・・は?」
いやいや!?どう見ても容姿はまだ20歳ぐらいにしか見えない。
300歳を人間に換算すると40歳ぐらいだぞ?
アラフォーであの若々しさはあり得んだろう!
てか族長の名前アンリっていうのか。
「レン。落ち着け!気持ちは判るが真実だ。アンリ様は正真正銘300s―――がっ!」
300歳だ。と言い終わる前にルーイが突然倒れた。
倒れたルーイの後ろには、ニッコリと恐ろ・・・優しく微笑んでいるアンリがいた。
「ルーイ?女性の年を他人に言いふらすのは、あまり紳士的じゃないんじゃない?」
アンリさん!ルーイ気絶してるから!
腹を蹴っても絶対起きないから!
とりあえず、気絶したルーイを痛めつけるアンリさんを一旦落ち着かせ、アンリさんの話を聞くことに。
「え、えっと。それでエルシア様はなんて?」
若干びびりながらアンリさんに訊ねる。
「ん~。なんかねぇ。レンだっけ?
エルシア様があんたを呼んでるんだよねぇ。」
エルシア様が俺を呼んでる?
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