正午から午後、出逢う。

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結局行き先決まらず…。 どーするの? ってことで、私の家に車を取りに。 とりあえず、ね。 「…無計画…」 「何か言いました?」 「いいえ、何も言ってません」 ああ、すごいいい笑顔。 …腹立つ…。 「ふー…、なんだかねー…」 車はゲットしたものの、どこ行こう? 「行きたい場所がありますけど、 行ってもおーけー?」 「もちっ!どこどこ?」 ああ、やっと動けますよ。 「俺のお気に入りの場所です。 ただ、目印無いんで、案内する」 お気に入りの場所? どんな場所だろ? まあ、行ってみればわかるか! 私、二十歳、性格、適当あーんど、 行き当たりばったり? 「んじゃ行きますか!」 三時ちょっと前、移動。 「んで、そこってどんな場所?」 気になったから結局聞いちゃった。 「んー…、普通の丘?」 いや、私に聞かれても? 「行けばわかりますよ?」 それはそうでございますが? 余計に気になるじゃない! 「あ、次、右です」 「はいよー」 ウィンカー上げて、カーブを曲がる。 だんだん街から離れてってるなー。 「………………………ハッ! もしや人気の無いとこに連れ込んで!?」 「何もしません」 つまんないなー、冷静でー。 「ぶー、それでも男の子?」 「何かされたいんですか? …………ハッ! もしやマゾっ!?」 ってオイ! 「んなはずあるか!」 車の中が楽しい。 久しぶりだなぁ。 寂しくない。 こんなに笑える。 他愛の無い、アリフレタ会話。 とぉっても楽しい。 この時間、ずっと続かないかなぁ…。 アレ? アレレ? んー…、まあ、いっか。 私、二十歳、性格、超適当。 自分にも超適当。 三時をちょっと回った。
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