山の異変

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いつもの山の入口付近まで来た。 「お~い!!真一~!!」 出ました我らが礼司君がっ! ん…??後ろに誰かが?? 「よぅ!礼司ぃ。…んで何でお前が居るんだよ、宮島。」 「なんでって…礼司君が…」 コイツは宮島梨花、頭の良い女の子! 「あぁ…俺が呼んだんだよ♪」 礼司が、にこやかに答えた。 「そこに宮島が散歩してたから!人数多い方が良いじゃん♪」 なんだそれ…礼司には、ほとほと呆れる。 「ねぇ真一君、今から山で何するの??何か取るの??」 礼司のやつ宮島に何も教えてないのか…。 「カブトムシ狩りだよ。宮島も行くのか??」 俺はこの時、宮島は来ないだろうと思っていたが、その予想は大きく違った。
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