プロローグ

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ブーッ ブーッ ブーッ 「ん…」 ブーッ ブーッ ブーッ ブ「ぁあもう、うっさい!!ひとが気持ち良く寝てるのにもう…!!」 ブツブツ文句を言いながら、結は携帯の通話ボタンを押した。 「…はい。」 「あっ俺俺、昨日から何回も電話してんのになんで出てくんないのー?ねえ今日こそは俺んち来ない?俺たち付き合ってんだしさぁー、なぁ結聞いてんのー?」 …なんなのコイツ。なんで私こんなのと付き合ったんだろ…。 はぁ、ヤメたヤメた。 所詮出会いはナンパだし。 顔も別に私の好みじゃないし。 「ごめん、学校行かなきゃ!また連絡するね!」 ピッ━━━ 相手の話も聞かずに結は通話終了ボタンを押す。 ピッ ピッ ピッ「っと、これで拒否設定オッケーと、」 「…………………」 結はそのままベッドに座り込んだまま呟いた。 「なにしてんだろ、アタシ…」
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