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ジリリリリリリ!ばん!
「....はぁぁ」
艶やかな髪が朝日に輝く。
白いシーツから滑らかな腕が落ちる。
むくり、
ひとつ伸びをするとテレビのスイッチをいれた。
朝の澄んだ空気で肺を満たすと、朝食を作りに取りかかる。
コーヒーを入れて日光を浴びながら皿を空けていく。
時折、手を止めて頭を空にする。
私は、栗色の長い髪を一つに束ねる。
キッチンに食器をコトリと起き、二回目の伸び。
裸足に吸い付く冷えた床が1日の始まりを実感させた。
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