日常

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澄んだ空気が淀み始める8時30分。 1日の中で一番他人に関心がない時間。 今日をどう生きるか、考えることは皆違うだろう。 目が覚めた事に感謝する人はどのくらいいるのか。 人混みに紛れ満員電車に押し込まれる。 不快な温かさと息苦しさに苛まれ、身を縮めるがかえって息苦しさが増した。 電車をやっとのことで降りたものの、改札口を抜けるまでは油断ならない。 不用意にカバンを振り回しぶつかり、向こうから走り抜けていく乗客。 前を見つめ、必死に自身を守るが毎朝何人かにぶつかってしまう。 その都度頭を下げる自分になぜか嫌気がさした。
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