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警察は何とか阻止しようと此方に呼びかけてきたが私はカウントを始めた。
「5…」
皆の呼吸が止まった音がした。
風の音、無線の音、鼓動すら聞こえそうだ。
「4…」
足元の女がギュッと目を瞑った。
眩しいライトの中に走馬灯を見た
「3…」
幼い頃私は何がすきだったかな
「2…」
しかし、最初からこの女を殺す気はない。もう存分に無駄に人を殺したし、あの少女が可哀想だ。
「1…」
私は斧を後方にずらした。
さよなら世界
「0…」
目を強く閉じた。
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