~第二話~

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その後も、薫の手からシャーペンは落ち続けた。 ・・・・・・・ 「あっ!!」 薫が突然、声を出した。 完全に気を抜いていた葵は、体をビクッっとさせる。 薫の手の上にはシャーペンが乗っていた。 「まさか…。」 葵が恐る恐る薫を見ると、 「できた…。」 薫は小さい声で事実を確認する。 そして、 「できたぁ~!!」 「声デカっ!てかホント!?やったじゃん!」 「メッチャ嬉しんだけど。」 薫は半泣き状態だった。
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