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その後も、薫の手からシャーペンは落ち続けた。
・・・・・・・
「あっ!!」
薫が突然、声を出した。
完全に気を抜いていた葵は、体をビクッっとさせる。
薫の手の上にはシャーペンが乗っていた。
「まさか…。」
葵が恐る恐る薫を見ると、
「できた…。」
薫は小さい声で事実を確認する。
そして、
「できたぁ~!!」
「声デカっ!てかホント!?やったじゃん!」
「メッチャ嬉しんだけど。」
薫は半泣き状態だった。
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