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かれこれ一時間くらい回し続け、やっとできたのだから
感動の大きさは計り知れないだろう。
「でもさ、私見てなかった…。」
ここでとんでもない事実を、葵は告白した。
「…。」
「もう一回やって。」
「うそでしょ!うそだと言って!見てたと言ってぇ~!!」
「やっ、でも一回じゃ習得できたか分からないし…。もう一回!ねっ?」
「まぁ確かに…。よっしゃ。もう一回やってやる!」
半泣き状態から少し戻った薫は、改めて集中し始める。
二人は、完全な静寂を作り出す。
「…。うりゃ!」
クルンッ。
葵は薫の手をしっかりと確認した。
そして、その後に…
「「やったぁ~!!!」」
教室中に二人の声が響き渡る。
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