~第二話~

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かれこれ一時間くらい回し続け、やっとできたのだから 感動の大きさは計り知れないだろう。 「でもさ、私見てなかった…。」 ここでとんでもない事実を、葵は告白した。 「…。」 「もう一回やって。」 「うそでしょ!うそだと言って!見てたと言ってぇ~!!」 「やっ、でも一回じゃ習得できたか分からないし…。もう一回!ねっ?」 「まぁ確かに…。よっしゃ。もう一回やってやる!」 半泣き状態から少し戻った薫は、改めて集中し始める。 二人は、完全な静寂を作り出す。 「…。うりゃ!」 クルンッ。 葵は薫の手をしっかりと確認した。 そして、その後に… 「「やったぁ~!!!」」 教室中に二人の声が響き渡る。
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