ある少女の話。

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家に着くと偉い人の感じが一変した。 「おい!!出てこい!!お前なは何をしてんだ!!」 その声に驚いたお父さんが出てきた 。 「な、何ですか?」 「お前は、なんてひどい人間だ!!子どもにこんな格好させるなんて」 周りの家の人が少しずつ出てきて様子を見に来た。 「お前は、また交換したのか?違うんです!!この子は交換したんです!!いつもの服と」 その一瞬だけ偉い人はものすごく悪い顔をした。 「お前は、クビだ。いくら言い訳しても無駄だ」 お父さんは、涙を流していた。 「そんなぁ!!それだけは勘弁してください!!」 周りの人がざわついていた。 何を言っていってるか大体分かった。 偉い人は、泣き崩れたお父さんに背中を向けすたすたと立ち去った。 一瞬だがさっき交換したあの子がいた。 手を伸ばしたが届かなかった。 私が全て悪い。
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