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何年ぶりだろうか、兄の入学式と卒業式以来ここに来ることはなくなった。まさか今度は自分が通うために来ることになるとはあの時夢にも思わなかっただろう。そしてこれから男子テニス部でやっていく事も----
そんな事を考えながら校舎の中に入っていった。
(そういえばあの人に優勝の時に貰った賞を見せて報告しなきゃ。)
そう思いながらあるドアの前で止まった。そのドアの上には校長室と書かれた札があった。
ましろは躊躇うことなくそのドアをノックして中から返事がかえっきたあと
『失礼します。』
と言って入った。
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