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ふと目が覚めた…
ぼーっとする意識で周りをみる、辺り一面の光、そして目の前にある暗い影
ぼやける目をこすり意識を覚醒させ再び目を開けると
「起きたかの」
目の前に爺さんがいた…
爺さんと言っても俺の血縁では見たことがない、明らかな他人…誰だこいつ…
「誰だお前?」
思ったことをそのまま言葉にしてみた
「誰だと言われると…そうじゃな、神じゃ」
あっこいつ頭がやばい奴だ
俺は関わらないようにもう一度ゆっくり眠りにつこうと…
「まてまて、おぬし、あっこいつ頭がおかしい奴だとか思ったであろう」
自覚あるんだな、この変態爺
「よく考えて見るんじゃこの世界そしておぬしの状況を」
よく考えろと言われてもな…
「よいか、おぬしは死んでおるのだぞ」
…ああ、パズルが揃った。成る程ね、ここは死後の世界って事か
「理解できたようじゃな」
「ああ大体な、だが俺は地獄の案内所にでも行くもんだと思っていたからな。この世界に違和感を感じただけだ」
そう、俺は死んだ後。死後の世界が在るとすれば俺は確実に地獄へ直行だと思っていた、俺は地獄に行くだけの罪を犯してきた、だからこの光一面の世界が理解できない
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