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『けれど…最後にあの堕神、殺人しましたから死罪ですがね。殺人さえしなければ、弱った状態のまま神界の牢で終身刑で済んだのに…馬鹿ですね~、おほほほほ』
さらりと女神は恐いことを言った。
ええ!?死罪!…まあ賀山が悪かったんだけど。
あ、殺された人間って僕…。けど、僕のこと転生させるってことは無かったことになるんじゃないのかな?
『無理。貴女が死んだことで何人の人が悲しんだと?』
あー、なるほ…じゃなくて。
助けてあげられないの?
『ここまで優しい人間に会ったのは初めてですね。皆、車に轢かれそうになっていた人を助けたりした為に運命が狂って(=死んで)ここに来る人が多いのに、最近はオタ⑨ばっかり…。人一倍欲が強い人間にしか会いませんでしたから、新鮮ですね』
どんな人間に会って来たんだ、あんたは。
『“うへへ"だの“だが断る"だの“チート能力くれ"だの…。本当に大変でした。』
御愁傷様です。
『うう…。ありがとう』
ん?
何か、白い空間が揺れているような…。延々と続いているようにみえる、空間。そこに向かって手を伸ばしてみる。
何かに、触った。
…壁?
パタン(白い壁が倒れる音)
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