転生しよう、そうしよう

4/6
前へ
/63ページ
次へ
「うう…う…」 「…………。」 サイコロの様に、四方に白い壁が倒れ現れたのは、 まあ、……うん。 宇宙みたいな空間?と言うか。いや、それよりも 僕の前には、見事なプロポーションの女の人が………… 嘘泣き、していた。 「……あの」 その言葉に、女性はハッとして僕を見る。 「あ、バレた?てへ☆」 へえ、演技ね。成る程ー。って 「ざけんな!」 「あら駄目よ、乱暴な言葉使っちゃ?女の子なんだから」 うざい、こいつ。何?さっきまでの神々しい光はどうしたの? 先程まで光っていた光の玉の方を振り向くと、 「嗚呼…、夢が壊された気がする」 さっき感じた『安っぽい光』というのはあながち間違いではなかったらしい。床には、凧糸のついた、裸電球が転がっていた。 ---
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

323人が本棚に入れています
本棚に追加