第1局 不遇

2/6
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
剛健:あ・・。 剛健は使っていた卓の椅子に、ジャンパーがかかっているのに気付いた。 多分、会社員達の誰かが忘れたんだろう。 剛健:マスター、これさっきの人が忘れてった。 マスター:あぁ・・まだ、その辺にいるかな・・?・・健さん、ちょっと見てきてくれる? 剛健:いいよ。 剛健は外に出た。 剛健:(・・タクシー乗り場・・タクシー乗り場・・あ、いた・・) 剛健は小走りで、手を振りながら・・ 会社員達に追い付こうとしていた・・ その時・・ 会社員A:しかし・・アイツもつくづくバカだよな・・。 会社員B:あぁ・・本当に。 会社員C:えっ?・・誰のことですか? 会社員A・B:あの・・剛健とか言うオヤジだよ・・・。 剛健:・・え・・? 心の中で何かを無くした気分になった。 ―――――――――――――――
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!