第一章:さかのぼる……

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照明は全て消され、枕元にある球型のライトだけが灯(とも)る薄暗い部屋。 その部屋のベッドから、静けさを誤魔化す様に、甘い吐息とマットが軋(きし)む音が一定のリズムを刻む。 「はぁ、はぁ、んっ……」 「そろそろイクよ……うっ……」 『ギシギシ』とリズムを刻んだマットの音が消え、その行為の終わりを告げる。
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