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ゆっくりと目を開けると真っ青な空があり
その両端には目に涙を浮かべた幸子たちがいた
「よかったぁ…………大智も死んじゃったのかと思ったじゃん……」
泣きながらちいさく肩にパンチをする幸子
「大丈夫だよ……」
俺はゆっくりと体を起こし周りを見渡した
辺り一面全て草原
俺たちは果てしなく続く草原の中にいた
そんな時、優が話しかけてきた
「早いとこ破壊神って奴、ぶっ倒して元の世界にもどろーや」
優は雄太の事をひきずっているのだろう
うまく笑えていなかったが、笑顔で俺に言った
「…………そうだな!」
俺もずっとひきずってちゃ前に進めない
おれも無理に笑顔を作り
幸子と恵理に聞いた
「そーいや、幸子と恵理のピアスどんなやつだったんだ?」
幸子と恵理はポケットから箱を取りだし笑顔で渡して来た
こいつらも、俺らと同じように強がっていたんだと思う
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