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――――木宮 恵理
どれくらい逃げただろうか
幸子も私も激しく息を切らしながら
全力で走ってきた
「恵理!あの茂みの後ろまでいって」
幸子が私に言う
私は言われた通りに奥の茂みの中に隠れた
幸子が少し遅れて私のところまできた
「こんな茂みに隠れてもすぐばれちゃうよ?」
不安そうに言う私に幸子は自信たっぷりの笑顔で言う
「もしかしたら私のステルスで恵理も消えれるかも!!!消えるまで5秒くらいじっとしなきゃ駄目だから動かないでね」
私は息を切らしながらも
しっかり頷いた
そして幸子の手が私の肩に触れる
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