序章

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「良いよな~お前は」 どうして男は、自分が優位に立っていないと満足しないのだろうか。 レストランで、飲みたいワインを頼む事もできない。 私の贅沢なんて、着る物と食べる物しか無かった。 身に着けるものは、多少高価なのかも知れない。 ただ、好き好んでそんな物を買っているのではない。 男達と対等に張り合う為の、戦闘服・・その為に必要なだけだ。 初めは皆、理解したフリをしてくれる。 「俺と仕事と、どっちが大切なんだよ」 結局、振り出しに戻ってしまうのだ。
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