序章

20/40
前へ
/40ページ
次へ
「おいおい、俺も最近は奴らと上手く付き合ってるさ」 「それにしては、随分と凹んでいらっしゃいません?」 「それを、楽しそうに話すのが、お前らしいよな」 「あら?私、楽しそうでした?」 「ああ、それも随分とな」 「それは、大変失礼致しました社長」 わざと大袈裟に頭を下げてみる。 「お前は、男前だな~本当に」 目の前で榊は、笑いをかみ殺していた。 「社長…ところでご用件は?」 笑い続ける榊に問いただす。私は、暇では無いのだ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4181人が本棚に入れています
本棚に追加