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16から初めて夜の世界に飛び込んで
スナック,ラウンジ,コンパニオン…色んなお店で働いて来た真理恵は三年前,ようやく自分の店を持った。
と言っても、もちろんお金は自分で出したわけではない。
当時まだ24歳だった真理恵はお店を出せる程のお金を持っていなかった。
ブランドものが大好きで,パチンコ,競馬,麻雀と賭け事もする,浪費家のいわゆるギャルだったのだ。
しかし,きっちり有名な大学も卒業するくらい真面目な部分もあった。
要領がいい。それが真理恵の代名詞のようなものだった。
そんな真理恵に惚れ込んだ1人の客がいた。
真理恵よりも18歳も年上な宮本だ。
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