打ち上げ(続・恋か受難か)

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夕日が落ち出したころに、親父と母さんと秋が到着。 「おお、凄いな。」 「美味そう。」 「和泉たちはもう少し掛るから、もう少し集まったら先にはじめててって。」 続いて牧さん、青井さん、木田さんが到着。 人数も集まったので先に始めることにした。 乾杯をして、肉を焼いて、すっかり辺りが暗くなったころ、パシンッっという音が響いた。 ヒューッ パンッ。 当たりが一瞬パッと明るくなる。 あっ。 みんなが一斉に空を見上げる。 「わぁー、すげー。」 京が歓声を上げる。 花火だ。 続けて、何発も上がる。 みんなが歓声を上げる。 花火は河原の方から上がっている。 花火が止むと、河原の方から二人が歩いてきた。 和泉さんと笹島さん。 みんなにお疲れ様ですと声を掛けられている。 和泉さんが飲み物を持って俺の隣の傍へ来る。 「準備大変だったろう。」 「いえ、和泉さんこそ。花火なんて。」 「ああ、出掛けに笹島と思いついてな。」 それから飲んで食べて花火をして、スタッフは帰った。和正一家は明日の朝、後片付けをするため傍にある小屋でごろ寝宿泊。
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