始まり

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隼人の手を見ながらため息をつく 隼人はヒロと付き合う前かなりモテた もともとは誰とも付き合う気はなかったが友達想いで、何にでも一生懸命なヒロに惹かれた 女子たちはいつ別れてもいいように隼人にアプローチしている 「何それ。ラブレター?」 久実のもっていた手紙に目をやる 「ヒロ宛てなの。」 努った隼人は手紙を乱暴に取り上げて文面を読んだ ラブレターでないとわかるて力が抜けたように後ろの机に座った その様子をみて大笑いする二人 「なあ、これ書くのか。」 「迷ってる。不幸になるの嫌だから。」 「だよな。俺がいなくなるのは嫌だろ。」 「別に。久実がいなくなるほうがよっぽど嫌。」 それを聞いた久実はただ苦笑するしかない 「あのさ、お前の中で俺は何番?一番じゃねぇの。」 「一番は久実。あんたは二番。そういう隼人こそ何番なの。」 隼人はヒロの目を見て言った 「入ってねぇよ。」
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