夜の世界

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続けて 「私、ホントにキャバで働いたこともないし、なんかよく分からないことも多くて…。色々教えていただけたら嬉しいです」 「るせーよ」 「あ、すみません、ベラベラと。でも美咲さんとお話しする機会なかったからちょっと嬉しかったです。美咲さん、綺麗過ぎて話しかけられなくて」 「……ちっ」 舌打ちは、彼女の複雑な心境をあらわしているのだろう、私は笑顔のままヘアメイクさんと美咲に「ありがとうございましたぁ~」と言って、更衣室を出た。 おそらく今後、私にイチャモンつけてくることはないはずだ。 こんなところで働いているクズみたいな人間に、私は屈しない。 絶対に。
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