夜の世界

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「それ…」 「あ、読んだことあります?」 「あ、いえ、ないんですけど…」 「けど?」 「あ、実は…私の友達が書いている本なんですよ」 「えっ?!本当に?!」 「あ、友達って言えるほどでもないかな、知り合い、ですけど」 「えーー、すごい、そうなんですね」 「すごくもないですよ、私が書いたわけではないから」 なんとたまたま私の兄の友達が書いた本を読んでいたのだ。
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