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キャバクラをはじめた最大の理由は、そう言う人を探すことだった。
日給は高いとは言え貯めるのには相当な時間がかかる。
一番簡単な近道は、出資者を探すこと。
だから仲良くなった客には必ず、自分のリラクゼーションサロンをオープンさせたいことを伝えていた。
その中で、一人出資してもいいと言ってくれる人を見つけた。
冗談でスポンサーになってあげるという人はいる。もしくは恋人同士の関係になれば、金を出すとも。
だが、そんなのは意味がない。
純粋に私の夢に賛同して見返りなく金を出してくれるいわば神のような存在のスポンサーを探していたのだ。
不景気とは言え、儲けている人は儲けている。金がある人は金がある。
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