..始まり

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それからは飯塚に会うことはなく、七菜との時間を楽しんだ。 楽しい時間はあっという間に過ぎるものだ。 夕方の6時頃には七菜と別れアパートへ向かった。 バックから部屋の鍵を取り出して、開けようとしたその時 「鷹見 梓」 名前を呼ばれたので、瞬間的に振り向くと、そこにいたのは、、、 「はぁ…名前を気安く呼ばれる覚えないんですけど」 飯塚リンだった。 「ふっ」 コイツ鼻で笑いやがったぁ!? 「なに、そんなにうちのこと気になるの!?」 「は、誰がお前みたいな顔も性格もかわいくねー奴を気にするんだよ」 「っ・・・!!!」 こ、コイツ~! 言わせておけば! 「じゃあな、梓ちゃん♪」 「は!?」 この辺でうちを「梓ちゃん」と呼ぶのなんて、大家さんしかいないわけで、、、
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