パチへの傾倒

1/9
1170人が本棚に入れています
本棚に追加
/1402ページ

パチへの傾倒

友人とは、学校のレクレーションで仲良くなった女の子達数名。 と言っても、元々俺じゃなくてAとHが話ししてたのだけは言っておく。 が、連絡方法がわからない。 言い出したAもHも電話番号など聞いてなかったのだ。 まあ当然なのかな。 俺としては特に考えてなかったし。 とまあ、パチンコ屋の駐車場でグダグダ言っていたら 「あれ?A君?」 と呼ぶ声。 振り返るとその女の子のグループの一人が自転車に乗っていた。 なんとまあ、偶然と言うか運がいいのか。 彼女は夕飯の買い物に行く途中だったそうだ。 住んでる場所は、このパチンコ屋の裏にある学生用アパートらしい。 AとHが晩飯を誘うと、彼女はグループの友達を呼ぶと言う。 俺は二人に任せて煙草を吸いながらやり取りを聞いていたのだが、彼女はこちらを見て 「一緒に行くんだよね?」 と聞いてきた。 はぁ?…俺かよ? そんなに会話した記憶も無かったけどなぁ… AとHは察する事でもあったのか 「勿論行くよなぁ」 「行くべ?な?」 と言いながらも目で合図する… ハイハイ…行きますよ… 「行くよー、腹減ったし」 彼女にと言うより、AとHに返事した様なものだが。 彼女はニコッとしてまたAとHを見た。
/1402ページ

最初のコメントを投稿しよう!