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パチへの傾倒
友人とは、学校のレクレーションで仲良くなった女の子達数名。
と言っても、元々俺じゃなくてAとHが話ししてたのだけは言っておく。
が、連絡方法がわからない。
言い出したAもHも電話番号など聞いてなかったのだ。
まあ当然なのかな。
俺としては特に考えてなかったし。
とまあ、パチンコ屋の駐車場でグダグダ言っていたら
「あれ?A君?」
と呼ぶ声。
振り返るとその女の子のグループの一人が自転車に乗っていた。
なんとまあ、偶然と言うか運がいいのか。
彼女は夕飯の買い物に行く途中だったそうだ。
住んでる場所は、このパチンコ屋の裏にある学生用アパートらしい。
AとHが晩飯を誘うと、彼女はグループの友達を呼ぶと言う。
俺は二人に任せて煙草を吸いながらやり取りを聞いていたのだが、彼女はこちらを見て
「一緒に行くんだよね?」
と聞いてきた。
はぁ?…俺かよ?
そんなに会話した記憶も無かったけどなぁ…
AとHは察する事でもあったのか
「勿論行くよなぁ」
「行くべ?な?」
と言いながらも目で合図する…
ハイハイ…行きますよ…
「行くよー、腹減ったし」
彼女にと言うより、AとHに返事した様なものだが。
彼女はニコッとしてまたAとHを見た。
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