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ピーンポーン、ピーンポーン。
俺は家のチャイムに起こされた。
『朝から誰だよぉ。』 と俺は玄関に向かい、ドアを開けた。
そこには、黒いスーツの男が二人いた。
『光条様、氷乃様、弧地様へ主催委員より道具を渡しに参りました。どうぞ。』
と俺は3つのアタッシュケースを渡された。やけに重い。
『それでは失礼します。』ガチャ…。
いってしまった。
俺たちの会話で二人も起きたようだ。
3人はさっそく、開けてみることにした。
3人とも色の違う雨が1個入っていた。
光条には黄色、氷乃には水色、弧地には茶色。
そのしたに紙が入っている。
『この飴食べることで自分の属性になることができます、属性は名前の一文字からとらせていただきました。それではゲームをお楽しみください。』
恐らく光条は雷。氷乃は氷。弧地は地であろう。
俺たちはその飴を食べ何事もなかったかのように様子をみに外へ出る支度をした。
外へ出るとやはり人は全くいない。
・・・いや、なにかおかしい。朝なのに空が紫色だ。
すると、前方から何者かが歩いてくる。
人だ。
よく見ると刀を持っている。黒に赤のラインが入ったいかにも悪そうな刀だ。
10メートルほど近くでそいつは止まった。そしてこちらに話しかけてきた。
『・・・お前たちはグループか?』
軽く首を前後に振ると『俺も入れてはくれないか。』と言ってきた。
最初は怪しいと思ったが仲間が加わるのは嬉しいことだと思い普通に了承した。
すると、『俺は暗闇 楓(クラミ カエデ)ここの角を曲がった先の家にすんでる。』
俺たちはそれぞれ自己紹介をし、楓を家に案内した。
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