-纂の好きなもの-

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墅磨はオレが好き・・・?? 墅磨は男でオレも男・・・ 「全然分からねぇ・・・。オレはお前が大嫌いだ!!分かったか!!だからオレに近づくんじゃねぇっ!!」 オレは心の本心を云った。 でも・・・心の何処かにまだ何か突っ掛かるものが合った。 「・・・・・・本気でそう思ってるのか??」 少し不機嫌な声でオレに聞いてきた。 「あ・・・当たり前だ!!オレはお前が大っ嫌いだ!!」 そうハッキリオレが云うと墅磨は寂しそうな泣きそうな顔でオレを見た。 「そうか・・・じゃあ・・・俺は失恋しちまったな・・・。ゴメン。今日のことは忘れてくれ。カカオ送るぞ。」 ズキッーーーーー・・・・・・ 急にオレの胸が裂けそうなくらい苦しくなった。 「どうした・・・??居たくないなら・・・早く帰った方が良いんじゃねえのか??」 そう云って帰りたいのに足が固まったように動かなくなってしまった。 「どうしたんだよ。扶璃梦・・・。お前が居ると俺も辛いんだ・・・。」 なんで・・・なんで動かないんだよっ!! 「なあ・・・なんで動かないんだ??」 「分かんねぇ・・・。帰りたくないんだ・・・。嫌いなはずなのに、ずっと帰りたかったはずなのに、お前の寂しそうな顔見たら・・・胸が苦しいんだ。」
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