-副任-

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オレ水河扶璃梦。 今日、新しい副任教師が来るらしいが・・・なんか嫌な予感がするのはオレだけなのか?? 「扶璃梦??どうした??顔色悪いぞ??具合悪いのか??」 コイツはオレの中学ん時からの親友の内原數那(ウチハラ カズナ)。オレの異変にいち早く気付き心配をしてくれる。 「大丈夫だ。何かあったら云うよ。」 心配そうにオレを見ていた。 「ほらほら席に着け。新しい副担任の先生を紹介する。入って下さい。」 そう担任が云うとスラーっとした新任の男が入って来た。 「こちらはこのクラスの副担任の墅磨纂先生です。・・・自己紹介お願いします。」 すると墅磨と云う名前の男はコホンとわざとらしい咳ばらいをして自己紹介をした。 「先程、紹介を受けました新任の墅磨です。教える教科は社会の日本史と数学です。よろしくお願いします。」 そう云ってペコッと頭を下げた。 すると後ろから女の黄色い声が聞こえた。 「きゃぁぁぁぁあ!!私、陵(ミサ)って云います!!携帯のアドレス教えて下さいっ!!」 アイツは直ぐに人の携帯のアドレス聞く奴だ。 「はい。良いですよ。」 この新任は嫌な顔一つせず良いと云った。 コイツ頭おかしいのか??
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