光輝く 日吉

2/5

198人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
日)「はぁっ、はぁっ…。」 なぜ俺がこの寒い中(しかも夜) 息を切らしてまで 走っているかというと 数十分前にさかのぼる。 急にケータイが鳴り響いた。 …この音は**さんからだ。 **さんと俺は 付き合っている。 所詮、恋人というやつだ。 日)「(どうしたんだ…?)」 いつもならメールで用を 済ましてしまう**さん。 理由を聞くと めんどくさいらしい。 そんな**さんが電話。 なんかあったのだろうか? おそるおそる電話に出た。 日)「もしもし…?」 自)『あ。若? 今時間大丈夫かな?』 日)「はい、まぁ…。」 自)『じゃあ今すぐ 若の家から一番 近い公園に集合ね!』 日)「は?ちょっ、**さん!?」 自)『じゃあね!』 虚しい機械音だけが 耳に響いた…。 .
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

198人が本棚に入れています
本棚に追加