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日)「はぁっ、はぁっ…。」
なぜ俺がこの寒い中(しかも夜)
息を切らしてまで
走っているかというと
数十分前にさかのぼる。
急にケータイが鳴り響いた。
…この音は**さんからだ。
**さんと俺は
付き合っている。
所詮、恋人というやつだ。
日)「(どうしたんだ…?)」
いつもならメールで用を
済ましてしまう**さん。
理由を聞くと
めんどくさいらしい。
そんな**さんが電話。
なんかあったのだろうか?
おそるおそる電話に出た。
日)「もしもし…?」
自)『あ。若?
今時間大丈夫かな?』
日)「はい、まぁ…。」
自)『じゃあ今すぐ
若の家から一番
近い公園に集合ね!』
日)「は?ちょっ、**さん!?」
自)『じゃあね!』
虚しい機械音だけが
耳に響いた…。
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