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自)「いらっしゃいませー!
あっ!そこの
幸せそうなカップルさん!
ケーキいかがですかー?
今ならカップル割引で
お安くなります!」
…1個売れましたー!!
どうやら私は
スマイルだけじゃなくて
口もうまいらしい。
あぁ、でもあと5個…。
だんだん手の感覚
なくなってきたよ…。
そう思い始めた時だった。
「なんだここにいたのか」
ふと聞き覚えのある
声が聞こえて顔を上げる。
そこには、
芥)「**ちゃん!」
私に抱きつくジローちゃん。
向)「つかその格好
寒くねぇの!?」
心配してくれる岳人。
宍)「探したんだぜ?」
あきれ顔の亮。
忍)「ほら、冷えるで?」
コートをかけてくれる侑士。
そして、
跡)「ったく。
手間かけさせやがって。」
少しだけあきれて、
でも優しく笑っている景吾。
自)「え、なんで…。」
芥)「今から跡部ん家で
クリスマスパーティー
やるんだCー!」
にこにこ笑っている。
可愛すぎる!
宍)「だから迎えに
来てやったんだよ。」
向)「ちなみに
滝と樺地と鳳と日吉は
会場設営中だからな。」
跡)「ほら、行くぞ?」
自)「あ、いやでも
まだバイト中…」
跡)「ちっ、めんどくせぇな。
俺が全部買ってやるよ」
自)「うぇぇ!?」
忍)「って訳や。はよ行こ。」
ぐいぐいと背中を押される。
自)「店長さんに
言っておいて!」
隣にいた同僚の子に叫んだ。
きっと皆は私が別れたって
知ってるんだろうな…。
だから何も言わないで
こうやって誘ってくれる。
やっぱ最後は
友情だと思いました。
クリスマスと確かな友情
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