第1話;転校

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「はぁー」 電話以外のところから、ため息が聞こえる。 目をむけると、恭ちゃんがため息をついていた。 「鞠、ちゃんと学校行ったのか?」 そんな内容に、軽くイラついた。 『そんなことで、わざわざ電話したの? 学校は、ちゃんと卒業するって言ったでしょ? わざわざ、そんなことで電話しないで』 私は、そう言うと一方的に電話を切って また、ブレザーのポケットに入れた。
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