第1話;転校

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『違いますか? きっと、かなりこの辺りでは有名な方なんですよね?』 「・・・菊地ちゃん、俺のこと知らなかったの?」 そう言った純って男に、軽く敬意をはらいたいかも。 よく、ここまで自意識過剰になれたものだ。 『言っときますけど、世の中のすべての方が純さんのことを知っているなど不可能なことです。 私は、少なくともこの関東から少し離れた中部地方の所とに住んでました。 なので、あなたのことは知らないことに疑問なんてありますか? ところで、質問に答えてください。恭ちゃん』
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