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｢これで終わりか…｢さーせん、遅れましたぁ！｣
………今一番来てほしくない奴が来た。
｢あっ、藤岡くん！｣
サキティが、嬉しそうな声をあげる。
それはそうである。
何せ、約半年ぶりの来襲である。
問題児ばかりのわが部で、一番の問題児。
サボりは当たり前。
俺らのサボる頻度で、部活に来襲する。
……二年で一番の秀才、藤岡秀明(ﾋﾃﾞｱｷ)である。
｢………？新入っすか？｣
気だるそうにミユキを見て、サキティに聞く。
｢ええ。金田ミユキさん。ミライの従姉妹よ。｣
サキティは、言わなくていいことまで言う。
………おかげで、血祭り確定である。
おとなしく席に収まっている男どもの目が変わる。
部室は一気に殺伐とした空気に変わった。
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