あのな、ここはカフェじゃないぞ?

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「おい、それマジか!?」 部室に帰って報告すると、真っ先に男子が食いついてきた。 ミユキは、二年。 その上、俺(?)達一年男子にとってのアイドルだ。 だから、そのミユキの入部報告に色めき立つのも当たり前だ。 “こいつらも、まだ大丈夫。” と、またもわけのわからない安心をする。 ……二次元にしか興味のない、部長のようになったら、それこそ悲劇。 三次元に興味のあるこいつらは、まだ大丈夫だろう。 「待て、そんなに色めき立つな!」 やけに興奮しているバカどもを黙らせようと、口調を強めて言う。 「それに、まだ決まった訳じゃないから!」 そう言うと、日向以下、三人は一気に萎んだ。 “やっぱ三ヶ月かな…”
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