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夏の幻想郷。これといって異変も起こることもなく、平和な日々が流れていた。博麗神社にいる博麗霊夢はいつものように日陰に籠って残り少ない煎餅を食べていた。
平和な夏が訪れると妖怪退治を仕事としている霊夢にとってはかなり致命的である。妖怪退治の謝礼として食材を仕入れている霊夢は現在、肉、野菜、調味料全てを切らし残っているのは米数キロとなっていた。
「霊夢ー!」
「魔理沙?」
そんな霊夢のところにやって来たのは普通の魔法使い、霧雨魔理沙。
「なによ魔理沙、賽銭箱ならあっちよ。」
「いやいや、ちょっとこれ持って行くから。」
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