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「この扉を開ければインフィロット隊のメンバーがいるのか………
どんな人がいるんだろう…年上ばっかりだったらどうしよう……」
緊張と不安に苛まれながらツバサは恐る恐る扉に手をかけ、ゆっくりと引いた。
すると何かが炸裂する音がし、ツバサの顔に紙吹雪やら長いテープやらが降りかかってきた。
「うわっ!?」
ツバサは最初は何なのか判らず驚いたが、しばらくするとそれが宴会などに用いるクラッカーである事に気付いた。
『ようこそ!!インフィロット隊へ!!』
するとそんなツバサの目の前に二人のツバサよりは五歳程年上な女性が笑顔でツバサを歓迎した。
「私はレイカ・リタ・ハーレス♪」
焦げ茶色のツインテールの髪をした女性が言う。
「私はシェリス・リア・ハーレス、私達は姉妹なんだよ♪」
続いて水色のロングヘアーの女性がツバサに言う。
「え…えと…その………」
「やれやれ、驚かせてるじゃないか。」
あたふたしているツバサを見かねて緑色でショートヘアーの女性がハーレス姉妹に言う。
「こういう歓迎は苦手だったかな?
私はナヴィ・クレセント。このインフィロット隊で副隊長をしているよ。
ほら、アルティも恥ずかしがらないで顔を出さないかい。ちょうど年も近いぞ?」
ナヴィと名乗った女性はツバサに言いながら自身の後ろに隠れるツバサより僅かに年下な感じの少女に言う。
「あ…アルティ・フェイアラン一等陸士です……」
赤髪でサイドテールをしているその少女はツバサに挨拶した。
「うん、よろしくお願いします。」
ツバサはアルティに少し笑いながら挨拶した。
「あ、もう来てたんだ。今日付の新人。」
すると扉が開き、地上本部の制服とは異なる作業用の制服を着たツバサにかなり年の近そうな少年がやってきた。
「どうも、整備士のカズ・オリハラです。
一応はデバイスマイスターの資格も持ってまーす♪」
年相応の活発そうな声でツバサに挨拶する。
「あ、こちらこそどうも……」
ちょっとツバサとは温度差があるみたいだ。
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