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クスッと笑うと、高校生は私にちょっかいをかけてくる。
「やめてよっ!」
「なぁんだ、さっきお姉さんここ入って行くの見たから、話せるって思ってきたのに。」
おあいにく様。
私はそんなチャラチャラした文句になんか流されないんだから。
特にこんなセ…セフレ持ちで高校生なんかに!
「今度の土曜日、一緒にランチしようよ。」
高校生が私をランチに…誘うか?普通…
「ごめんごめん、遅くなって!…って、知り合い?」
芦野さんはチャラチャラした高校生に視線を落とす。
「あ…アハハ、ちょっと、知り合い?」
というと、高校生を置いてそそくさと帰ろうとしたとき…
「待ってるからね~」
と悪魔の微笑みをチラリと見せた。
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