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小2のある夜
父方のおじいちゃんっ子だった私は、一夜だけ母方祖母の家に預けられた。
何故だかわからなかった。
ただ解るのはいつもと違う、何かを隠しつつも慌ただしいただならぬ雰囲気。
今考えるとそれは、おじいちゃんっ子だったからこその母親の気遣いだったのだろうか。
でも要らぬ気遣いだ。
私の為を思っての配慮だろうけど…
ただ…
最期に会いたかった。
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