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…と思ったのだが。
俺は今グラスを片手にいわゆる祝勝会に来ている。
「今日勝てたのは生徒会のおかげだ、ありがとう。それじゃ乾杯!」
皆が乾杯と言いながらグラスをぶつける。
ファミレスなんだから迷惑かけない程度にしろよー。
絶望的なあの状況からどうして勝ったかというとだ
跳ね返ったボールを仁がキャッチ・駿河先輩にパス
↓
駿河先輩シュート
↓
入る・逆転勝利
あの残り時間でこんな事が起きたらしい。
なんなのあんたら、俺と同じ男子高校生?
普通では無いけどな。
まあこれで今回の仕事は終わりだな。
…筋肉痛が怖いな。
「お疲れ。修司」
「あ、お疲れ様です」
駿河先輩とグラスをぶつけながら言う。
とても嬉しそうな笑顔だ。
…勝ったからか焼きそばパンが貰えたからなのかはあえてつっこまない。
勝ったからだろう。
きっとそうだ。うん。
「そうだ修司」
「なんですか先輩」
「最初は5個だったんだが、7個もくれたんだ!修司にもやるよ」
うわ眩しい。
この笑顔眩しい。
「仁にもあげてくるな」
俺の手に焼きそばパンを押し付け駿河先輩は別のテーブルにいる仁の所へ向かって行った。
まったく…。
俺は苦笑してしまう。
凄いのか凄くないのか分からない。
「ほんといつも通りだな」
…焼きそばパンどうしよう。
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