序章 人狼ゲーム

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人狼ゲームを行うことを提案したのは、学科のAクラスの延藤透弥(エンドウ トウヤ)だった。 インターネットで人狼ゲームを知った透弥は、面白そうだと思い、すぐにカードを購入した。 透弥は、まず同じクラスで、同じサークルに所属する愛川充(アイカワ ミツル)に話を持ち掛けた。 「人狼ゲームって知ってる?」 授業の空き時間、構内にあるコンビニで一緒に買い物をしている充に、透弥が言った。 「え?なにそれ?」 疑問の表情を浮かべる充に、透弥は買い物を続けながらゲームの説明を始めた。
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