序章 人狼ゲーム

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それで基本的なルールなんだけど、まず夜、昼、夕方っていう三つの時間で一つのターンになる。 夜の時間は、それぞれがそれぞれの役割を行う時間。 人狼が誰を殺すかを相談合って決めて、占い師は占いを、霊媒師は霊媒を、騎士は守る人の選択を行う。 昼は話し合いの時間で、全員で話し合って誰か一人を処刑する時間。 ちなみに昼が始まる時に誰が人狼に殺されたかがわかる。 夕方は処刑の時間で、話し合いを考慮した上で、多数決で処刑する人を選ぶんだ。 あと、ゲームの人数によっては『妖狐』っていう役割も出てくる。 これは人間側にも人狼側にも属さないんだ。 そして人狼には殺されないんだけど、占い師に占われると正体が見破られたってことで死ぬ、っていう感じ。 「大体こんな感じなんだけど、興味無い?」 話しながら買い物を終えた二人は、学食に場所を移して話を続けた。 「なんか面白そうだな!やってみたい!」 充はすぐに透弥の話に乗ってきた。
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