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藤堂沙恵は藤堂学園の学園長をしており、電話の内容は優也をある条件の下で学園に入れてほしいというものだった。
その条件は2つ、1つは沙恵の娘である藤堂香奈の面倒を優也に見てもらうこと。
そしてもう1つは、優也に学園の生徒達の悩みを解決してほしいというもの。
その条件に悟は2つ返事で了承し、優也を学園に入れる事を決めた。
俺の息子ならきっと大丈夫だ。
なんせ…………。
俺の真っ暗な人生を救ってくれた最高の息子だからな。
悟はもしかしたら親バカなんじゃないかと前に少し思ったが、それは紛れもない事実だったようだ。
そんな沙恵と悟の取り引きがあった事など優也が知るはずもなく、優也は来年から藤堂学園に通う。
そして時は流れ、優也は学園の入学式で学園の校門の前まで来ていた。
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