エピソード3

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「あつっ!」 体とか髪とかを一通り洗って湯船に入ろうとしたらこの有り様 「そう?温いくらいなんだけどな」 いやいや、おかしいから。てかのぼせないの? 「っー!」 ヒリヒリする体をかきながら、全身つかった。 「勝利くん体真っ赤」 嘲笑ぎみに言われて一瞬カチンってきた 「五月蝿い」 お湯を手で水鉄砲のように噴射すると案の定聡の目に入ってしまった 「いっ‥」 「あっ、ごめん!」 今は兄弟でも二日前までは赤の他人だったのだ。胸辺りがモヤモヤしてとても心配になった 「聡、大丈夫?」 「ん、だいじょっ//」 逆上せたのか暑いのか聡の顔に赤みが増していった。 「‥どうした?」 _
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