エピソード3

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「あう‥、の、近いっ/」 「‥‥ご、ごめ!/」 目に意識を集中しすぎてキスをしそうな距離まで来ていた 「さ、先あがるねっ!//」 聡は顔を真っ赤に火照らせて風呂から出た。とりあえず僕は聡が着替えを終えたら出よう。 ‥やっぱり、男同士なのに意識してしまう。胸がキュンとなったりドキドキしたりモヤモヤしたり‥‥、確か去年、卒業した風磨先輩から聞いたことがある。 相手を急に意識したり、胸がキュンてしたり嫉妬心とか今までなかったような感情を抱いたらそれは恋だ、って。 だけど1日しかたってないのにいきなり恋だなんてありえない。一目惚れって感じではないだろうし‥ただ僕がシャイなだけでなんでもドキドキしちゃうんだ。そうだ、それしかない! 「やばい、暑い」 立ち上がるとクラクラして風呂から出るのに少し時間がかかったがゆっくりと着替えを済ませてリビングへ向かった _
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