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回想をやめて目の前のことに意識を向けることにした。
とある家のテーブルを囲んでいた。
横には真がいてその向かいには父娘が座る。
今回追っている事件のどちらにも居合わせていた石崎順子に話を聞いたところ犯人が彼女の母親である可能性が浮上した。
しかし順子はしばらく会っておらずにそのまま母は他界。
そのため代わりに順子の父である賢二に妻である里美について聴取するために
順子の実家を訪れていた。
一軒家の住居の玄関はそのまま定食屋になっており、左右には厨房や客席があってその間の通りの奥に位置する曇りガラスがはめ込まれた襖の先が居間になっている。
居間のテーブルに光鬼、真、順子、賢二の4人が腰を下ろし対面していた。
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